「胃」に良いことは？

どんなに栄養に気を使っても、胃の働きが悪ければ良い血液も出来ません。心を穏やかにするセロトニンもホルモンを作りだす最初の製造過程は胃からです。東洋医学の考えに『※五臓すべては胃から気を受け、胃は五臓の元』と言われております。

上部頸椎の不整合があると、胃液の分泌量が減る・蠕動運動の働きが悪くなります。胃酸が少ないとか多すぎるというのは消化管ホルモンバランス（ガストリン）が悪いから起こってくるのです。上部頸椎の不整合を正すと、ホルモンが正常に分泌されるようになると胃酸が正常に出るようになり、胃薬を飲む必要がなくなってきます。

食べても太れない、消化に問題がある方は上部頸椎に歪みがある方がほとんどです。

胃液の分泌が減ると胃で食べ物を上手く消化できず、長時間胃の中に食べ物が溜まって細菌が繁殖したり、未消化のまま腸へと送り出され、効率よく消化吸収が行われなくなります。

また、ストレスや食べ過ぎ、飲み過ぎなどは、酸が強い胃液を必要以上に分泌させてしまい、胃液が胃壁を傷つけて胃潰瘍や胃炎の原因になります。胃薬を多用している方がいらっしゃいますが、必要な胃酸も抑えてしまうため外部から入って来た細菌を退治することが出来ず、身体に負担になります。また、十分な消化が出来なくなるため長期の胃薬の服用は身体を弱らせてしまう結果となります。

※五臓（陰）とは、心・肝・脾・肺・腎
六腑（陽）とは、胆・胃・大腸・小腸・膀胱・三焦（リンパ）

胃のケア
◯胃の老化を予防するには、良く噛んで食べることからです。
◯極端なダイエットは胃の運動機能が落ちる原因だから危険です。
◯一度、ピロリ菌の検査をしておきましょう。（ただし、強い抗菌剤で治療を受けるのは疑問があります・・）
◯胃薬の多用を避ける。
◯胃もたれや二日酔い、胸焼けには”大根”が胃をいたわります。