起立性調節障害・OD

起立性調節障害・OD

不登校と思ったら起立性調節障害・OD?

「勉強が出来なくても良い、ただ元気で普通に登校してくれれば・・・」そんな悩みでお困りの親御さんは多いようです。
親や家庭の環境は至って一般的、本人の成長や性格にも何ら問題がないにもかかわらず学校に行けない・行きたい気持ちはあるのに朝起きれず昼過ぎからの登校になってしまう。または、休んでしまう。このようなケースが増えてきてます。

起立性調節障害・ODは近年注目度が上がってきている疾患ですが、起立性調節障害・ODは、まだまだ一般への浸透度が低い病気です。
広く認知してもらいたいと、当事者の女子高生達の活動で2021年には起立性調節障害をテーマにした映画「今日も明日も負け犬。」が上映されました。

起立性調節障害・ODの子どもは朝起き上がるのに苦労します。するとなかなか起きられない状態からそのまま一日中ごろごろして、夕方ごろに元気になって、昼間活動していないために今度は夜に眠れなくなるという、昼夜逆転の悪循環を引き起こしがちなのです。

病院で頭部CTや様々な検査をやっても原因が分からない。 はたまた、原因が分からずとも症状を抑えて欲しいと願っても病院では何ともならない めまい・立ちくらみ・耳鳴りも多いのが現状です。

検査をしても異常がなく、自律神経失調症でしょうと言われてしまうことの多い分野でもあるのです。
これらの西洋医学では原因のはっきりしない症状に、私たち東京・表参道 整体・カイロプラクティックのヘルシーラボRyju(リジュ)の上部頚椎治療(アトラスオーソゴナルカイロ)は得意分野としています。

見逃さないで、お子さんのサイン!

昔から学校の朝会で、長い間立っていたために頭がくらくらしてきて急に座り込んでしまったり、倒れてしまったりという事態は耳にしたことがあると思います。

多くの場合それは一過性のものという認識があり「鉄分をとっていないから」とか「貧血を起こしてしまった」と考えられることが多いですが、もしかしたらそれは起立性調節障害・ODという思春期に起こる自律神経失調症の一つの可能性があります。

すごい勢いで増加しているようで、令和3年度文部省調べでは、全国小中学校の不登校児童生徒数は過去最高の24万4940人。起立性調節障害が併存している割合が約40%。他人事ではないですね。ご自身の大事なお子様がある日突然、原因不明の不調に陥る日があるかもしれないのです。

 

自律神経失調症からくる様々な症状
起立性調節障害・ODの子どもは小学校高学年から思春期に 脱力感/肩こり/めまい/腹痛/頭痛 といった典型的な症状が良く見られます。

 

その兆候は幼児の頃からあった可能性があります。症状を年齢ごとに細かく分けていくと予兆ととれるような症状も見られます。
⚫︎2~3歳頃
…乗り物酔いしやすい/すぐに「疲れた」と言う/よくおんぶや抱っこを求める
軽い腹痛を繰り返す/寝起きのときの顔色や唇の色が悪い
⚫︎5~6歳頃
…入浴時に気分の悪さを訴える/少し動いただけで疲れる
動機や息切れを起こしやすい朝起きるのが苦手
朝礼などで長時間立っていると脳貧血を起こして倒れる
急に立ち上がると顔が蒼くなり立ちくらみをする/疲れやすい
⚫︎10歳頃~
…胸の痛みを訴える/肩こりなど体の不調を訴える
急に激しい運動をすると気分が悪くなり倒れてしまう

そして消化吸収や腸の状態も弱く、ストレスがかかると直ぐに下痢や便秘になりやすいのも特徴といえます。

 

良くあるこの子の癖や体質と思わずに、気に留めておくことは大切です。
この症状が強くなってくるのか、他の症状が追加して出てくるのか、放置していて大丈夫なのか。
そして心配になったら私たち東京・表参道 整体・カイロプラクティックのヘルシーラボRyju(リジュ)にご相談ください。 未病、原因のわからないどうにも困った症状を得意分野としています。
小さな芽から取り組んでおくと、深刻な状況には陥りません。

 

検査をしても分かりにくい

起立性調節障害・ODの症状は個々の差が大きく、学業に支障が出てからこれは只事ではないと原因探しが始まります。

立ちっぱなしの状態でめまいがすることもありますし、座っていたり横になっている状態から立ちあがったときに立ちくらみを生じるくらいの初期症状から、疲れやすかったり、集中力に欠ける、成績が下がってくる、食欲不振や吐き気・下痢が続く。こうした症状が続いた果てに睡眠障害、朝起きられなかったり不登校にまでなってくると症状は重いです。

では具体的にどのような診断が下されるのでしょうか。

 

大症状
・立ちくらみ、あるいはめまいを起こしやすい
・立っていると気持ちが悪くなり、ひどくなると倒れる
・入浴時あるいは嫌なことを見聞きすると気持ちが悪くなる
・少し動くと動悸あるいは息切れがする
朝起きが不良で、午前中は調子が悪い

小症状
顔色不良
食欲不振
へその周りの強い腹痛
疲れやすい
くり返す頭痛
乗り物酔いしやすい

これらの大症状と小症状と自分の症状を照らし合わせ、大症状が3つ、あるいは大症状2つと小症状1つ以上、あるいは大症状1つと小症状3つ以上であると診断ができます。
起立試験で診断
安静に横になっている時と、その後急に立ち上がった時の血圧や脈拍の変化を見る方法

体の症状・発熱・頭痛・吐き気・腹痛・食欲がない・全身の倦怠感、脱力感・めまい など
精神症状・イライラ・無気力・集中力低下・不眠・憂うつ感 など多種多様にあります。

このように本人の訴えと血圧や脈で診断となり、西洋医学の得意分野であるレントゲンなどの画像や血液検査では異常が出ない事が多く、自律神経失調症やうつ病と同じような診察と感じます。

西洋医学では、各科目別に分かれておりトータルな見方が苦手としております。起立性調節障害・ODの自律神経失調症からくる症状は多岐にわたり、検査データーにも異常を示さないような状態には、お手上げで最終的に精神的なことやストレスに問題があるとしてしまうことが多くあるのです。
そして私のこのやる気が出ない、朝が起きれないのは治らないのではないかと気持ちが塞ぎ込み、良眠出来ないのも相まって鬱状態になってしまう方もいらっしゃるでしょう。
何とかしようと親御さんは必死ですから、心療内科へ行けば、薬物療法になります。夜眠れないから朝が起きれないと入眠剤、気持ちが塞ぎ込むのであれば抗不安薬、抗うつ薬を使用する場合もあり、薬物依存や中毒症状になってしまうなど二次的被害にあう危険もあります。
その他の方法も結果になかなか結びつかないまま、ドクターショッピングやお子さんも親御さんもあきらめてしまうというのが現状ではないでしょうか?

 

私たちが考える根本治療とは。問題の構造と原因を探る!

必ずしも症状が出ている部位に問題があるのではないのです。

メマイがあるから脳の検査をするとしても異常を見ることはありません。意外にもという所に根本原因があるため、なかなかそこを見抜くことが困難なのでしょう。
そして、本人は小さな頃からある症状なので、他のみんなもあるものだという思い込みや
言葉に表現出来ずに訴えられない、話すと大騒ぎになるのも怖い、または話しても真剣に聞いてもらえないから黙っていようとします。
様々な葛藤の中で内にこもってしまう事もあるでしょう。

起立性調節障害・ODが比較的女の子の方に多く見られ、特に春から夏の季節の変わり目に多く表れる傾向があります。男子の場合の約75%は高校生くらいで症状が消えますが、女子は高校生になっても約40%ほどしか症状が消失せず、大人になっても続いていくことがあります。
それは女子は男子よりも筋肉量が少ないので、歪んだ体を維持する力がない事が考えられます。
また、女子であれば、毎月くる生理の出血から鉄欠乏になることやホルモンバランスが乱れやすく、自律神経の失調を起こしやすいことなどが挙げられます。
ですが、近年は男子の患者数も増えています。これは幼児期の初期の段階よりスマホやタブレットを使うため、電磁波の影響受けることや、本来自然の中で活動し精神や筋肉を成長と共に育んでいく過程がおろそかになっているように感じます。そして常時、エアコンなどを使用することで暑さや寒さに対する感覚が鈍くなり、自律神経の働きの一部である体温調節の機能がうまく働かなくなっているからではないかと考えられています。

また、IT化が進みパソコンやスマートフォンなどの電磁波の影響、洗濯洗剤や柔軟剤などのケミカルな香料、食品添加物やジャンクフードなどの食の乱れetc,環境因子が変化してきたことも影響しています。時間帯や環境要因などによって、症状が出たり、出なかったりもします。

 

家族または本人の努力、整体・針などで一次的に改善したかのように見えますが、受験や人間関係のトラブル、社会人になってからと大人への成長の過程で身体に負荷がかかる度、再発することが多々あるようです。
そんな事が続き、それまでの日常生活をなんとか乗り切れていたけれど、小さなストレスや体力的精神的な疲れが積み重なって強まり、
気が付いたらエネルギーを使い果たして「バッテリー切れ」、「電池切れ」になり動けなくなってしまうということ。
動けなくなってしまった状態が、つまり学校に行けない・会社に行けない、不登校・休職という状態になったという訳です。

 

再発してしまうのは何故でしょう。
そこには根本からのアプローチが出来ていないからです。

 

立ちくらみは、脳へ血液・酸素が十分に送られないことで起こります。心臓から脳へ血流を運ぶのは椎骨動脈ですが、アトラス(第一頚椎)にネジレがあると脳幹への血流が充分に行き渡りません。
椎骨動脈(脳に40%の血液供給をする最大の動脈)

延髄は自律神経(交感神経と副交感神経)と各ホルモン分泌臓器へ送る細胞の核があります。

これら大事な働きの12対の脳神経も延髄部にあります。

これら全ての生体電気信号が中枢神経を通じて、身体の隅々まで行き渡るようになっているからこそ元気で生活が送られるのです。
その流れを見出しているのが、アトラス(第一頚椎)にネジレなのです。

当院・表参道 整体・カイロプラクティックのヘルシーラボRyju(リジュ)の上部頸椎治療(アトラスオーソゴナルカイロプラクティック)は、頭蓋・アトラス・アキシス(上部頸椎)の不整合を正すことにより神経干渉を取り除き、視床下部から内臓への神経伝達を正しく伝えるようにするため、他の手技の整体・カイロプラクティックでは得られない即効性を感じて頂けるのです。

自分でできる改善方法

◯バランスの良い食事をする

  • 食物繊維が多い野菜類、全粒粉、キノコ類、海藻、雑穀米などを食べる。食物繊維が多い食べ物は腸内での栄養吸収に時間がかかりますが、食べ物が腸内を進む時に副交感神経が優位に働くので、吸収が遅いものほど副交感神経が働くようになります。
  • ストレスを受けやすいのでビタミンB類を多く含む、豚肉・レバー・青魚やミネラルが豊富な浄水された水を沢山摂るようにすると弱った神経の栄養になります。
  • ビタミンCの多いフレッシュなフルーツや野菜を積極的に摂りましょう。

◯身体を温める

身体を温める事が症状を改善するのに良いです。特に冬は手足を温めるのは勿論、首や腹部、背中を温めるようにすると血行が良くなりリラックスできます。
首と頭の部位には、中枢神経・延髄部と身体をコントロールする神経が集まっているので、夏でも冷房が強い場所ではスカーフなどで保温に努めることをお勧めします。38~40℃くらいのぬるめのお湯につかるのも必要です。シャワーですます方も多く聞かれますが、真夏でも冷房で体は冷えています。ぬるま湯につかってリラックスしながら体の芯を温めましょう。

自律神経失調症の方は胃腸が弱い方が多いのです。冷たい飲み物や食べ物を摂りすぎないようにする事も大切です。

お白湯を飲んだり、温かい食べ物を食べて身体の内側から温めていき、熱を生めるようにすることを目標にしましょう。

 

◯デジタルOFFの時間を作りましょう

パソコンやスマートフォンなどのブルーライトや電磁波も悪影響です。
時間を決めて、姿勢を正しく使いましょう。

 

小学3年の頃から起立性調節障害、発達障害で様々な症状で発達に不安を感じていたお母様。施術をしてから様々な良い変化に嬉しいお声をいただきました。

  • お名前:ちよこちゃん
  • 年齢:12歳
  • お住い:東京都江東区
  • 症状・病名;起立性調節障害、発達障害

現在小6で3年生の頃から色んな症状(頭痛、めまい、吐気、腹痛、偏頭痛、緊張型頭痛、アレルギー性鼻炎)で病院に通っていました。

頭が痛いと学校の保健室で寝たり学校を休んだりの毎日でした。4年生になっても治らず頭痛などとは別で家で暴れるようになり、床にひっくり返り手足をバタバタさせていつまでも泣き叫んで物を投げたり、壁を叩いたり、自分の事を叩いたりで反抗期なのかなと単純に思っていました。小児科の通院の時に相談した所、ちょっと検査をしようかという事で検査を受けた結果、自分の感情をうまくコントロールできなく、情緒の発達と思っていることを言葉にして伝えることが出来なく同年齢の子より遅れている事が分かりました。小児科と児童精神科に通うことになりました。小林先生に診てもらうようになってからは、全ての状態が良くなり時々、頭痛などが出る位にまでになりました。一番困っていた頭痛がなくなり本人が一番喜んでいます。つめかみも治りました。学校も休まなくなりました。

※結果には個人差がありますことをご承知ください。

最初は、お母様が腰痛で施術を受けていただきました。何回か通っていただくうちに、ちよこちゃんの相談を受けました。
アトラスオーソゴナルカイロに可能性を感じて頂き直ぐに施術を受けて頂きました。
何回か受けて行くうちに、機嫌が良くなりました。宿題を進んでするようになりました。
部屋の片付けができるようになりました。と報告をいただくようになりました。
そして数ヶ月後には、サマースクールに参加していろいろな年代の方達とコミュニュケーションも取り、積極的に物事を捉えるよになったようです。
学校生活にも自信がつくようになり、児童精神科や小児科での通院も必要がなくなったと嬉しい報告を頂きました。

 

人間関係に悩む、自分に自信が持てない多くのお子様たちにアトラスオーソゴナルカイロでちよこちゃんのように元気になって欲しいです。

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