また、元気に動き回りたい!   (頚部・腰部脊椎間狭窄症の男性の症例)

また、元気に動き回りたい!   (頚部・腰部脊椎間狭窄症の男性の症例)

2025年9月初旬、お盆はとうに過ぎましたが残暑厳しい状態が続いています。

夏は何とか無事に過ごせた方でも、熱がこもった状態が続き体が限界を超えている方も大勢いらっしゃるようで連日救急車が忙しそうです。

このような日々でも定期的に通われて、杖をついていた状態から見事にテニスやヨット、ゴルフetcまで出来るまで回復した記録をまとめてみました。

 

 

M・Mさん 75歳 神奈川県 2023年3月7日初診

既往歴:69歳 右人工股関節置換術、左肩脱臼にて可動域低下と痛みあり

過去の転倒事故、スポーツ外傷の有無:中年期に自転車で大きく転倒、テニス、ヨット、ゴルフ2022年末まで行っていた。

服薬中の薬:ハイペン、ノイトロピン、ムコスタ、メチコール、オバルモン、ドグマチール、メイラックス

<発症経過>

2022年末に右下肢痺れ出現。それ以前は、テニス、ヨットetc毎週定期的に活動していた。

2023年1月テニス後に足の痺れが続くようになってから運動ストップした。

以後10分くらいで、足の痺れが出るので休みながら歩いている。(犬の散歩)

右下腿外側・臀部に痺れある。

痺れと不安で眠れなくなり睡眠薬・抗不安薬を飲むようになった。当院へは杖を付いて休みながら歩いて来院。

 

MRI診断レポート(頚椎)2023年4月4日撮影

診断:頸部脊椎間狭窄症

頚椎の生理的前腕湾の消失がみられ直線化が認められます。(ストレートネック)

C3/4-C6/7には椎間板膨隆や骨棘による脊椎間狭窄あり。

C3/4、C6/7では軽度の頸髄圧迫が認められますが、頸髄には明らかな変性や腫瘍は認められません。

C5/6、C6/7では両側椎間孔狭窄がみられ神経根圧迫が疑われます。

 

MRI診断レポート(腰椎)2023年3月16日撮影

診断:腰部脊椎間狭窄症

L2/3に椎間板膨隆による脊柱管狭窄あり、上位で馬尾に弛緩がみられ、馬尾圧拍が疑われます。

L4/5、L5/S1にも脊椎管狭窄が認められます。

L4/5では左、L5/S1では両側脊椎管孔狭窄が認められます。

<施術経過>

2024年4月中旬(6回目)痺れが弱い時も出てきた。

    5月中旬(10回目)痺れ消失。睡眠薬、抗不安剤を自己判断で中止した。良眠でき、気分も良好。この頃より杖は持っているが、使わず通院することも出てきた。

    7月上旬(16回目)腰椎ベルトなしで生活できる。

    8月下旬(23回目)関節の柔軟性が出てきたと。

     以後右下肢痺れは、冷えや疲れ、睡眠不足、季節の変わり目etc体調がすぐれない時に出ることもあるが、温泉・入浴などで冷え対策、休養を取るようにするとなくなるようだ。朝の起床後に右股関節周りの違和感は続くが、気にならない程度。

    11月上旬にはテニスを1、5時間するようになる。

2024年12月末 息子家族と東京より九州へ車の運転で旅行する。大家族のため2台使う(往復とも本人の運転で無事に帰宅)

2025年3月 右下肢痺れetcの症状をほとんど感じなくなった。

   5月走ることが出来るようになり、地域のマラソンに参加し完走できる。ゴルフ1回/週、テニス・ヨットに追加して始めるようになる。

   8月夏休み 息子家族と東北地方へ車の運転で旅行する。

  8月上旬よりいつもとは違う場所・左大腿内側にピリピリとした痺れが出てきた。座っている時のみで、運動や歩いている時には感じることはない。

腰部脊柱管狭窄症は癌と違って生死にかかわる病気ではありませんが、高齢者の日常生活における活動を大きく妨げる進行性の疾患です。内臓に問題なく健康で生きてきた方、(特に活発で運動や交通事故などでの頭部外傷を受けてきた方)若い頃は何ともなくともアトラスの不整合より全身の歪みから脊椎は加齢により変性を起こし、椎体の変形、骨棘形成、椎間板の膨隆、黄色靭帯の肥厚、椎間関節の肥大、椎体の前方へのずれ(すべり)などが脊柱管を狭窄することにより神経症状が出現します。これらの変性は加齢よるものであり、避けることはできず西洋医学では今のところ予防法はないと言われています。

脊柱管狭窄によって馬尾神経が圧迫されると長く歩くと下肢痛やしびれが出現するいわゆる間欠性跛行が、馬尾から分岐した神経根が圧迫されると動作時や安静時でも下肢痛やしびれが出現します。重症になると歩行はおろか痛みでベッドから降りることもできなくなります。昨今メディア等の健康番組で紹介されることも多く、進行すると排尿障害まで出ることを知ると不安で眠れず、精神的に追い込まれ自暴自棄になる方もいらっしゃいます。歩行時に下肢がしびれて痛いといった症状で整形外科を受診することがほとんどで、MRI画像で頚部脊椎間狭窄症、腰部脊椎間狭窄症と診断されるでしょう。症状の程度、本人の辛さの程度から手術を勧められしますが、1度は手術で痛みや痺れが改善されても生活の質が向上することはなく、また転倒などしたら悪化することがほとんどと聞かれます。

アトラスオーソゴナルカイロという自然療法で、心の状態も身体の状態も良くし生活の質を高めていきませんか。

アトラスオーソゴナルカイロの施術経過としては、年代・男女・筋肉のつき方・皮膚の状態・食生活・水分摂取の状態・職種・事故の経過時間・天気・気圧の変化・季節etc様々なことが関係してくるため、経過の状態も個々によって大きく違います。男性の筋肉のついた方や、学生の筋骨格が柔軟な方などは、ほとんど好転反応を感じない方もいらっしゃいます。風邪にかかりやすい、かかりにくい方がいる様に、全てはご自身の心身の状況に関係してきます。

 

(年齢・ストレス状況・病気の経過etc個人差がありますので、全ての方が同様な経過をとることではありません。詳しいことはお電話で問い合わせください)

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