②ホルモンへのアプローチ:パニック発作!放置していたわけではないが、どんどん悪化しトンデモナイ事に・・・

②ホルモンへのアプローチ:パニック発作!放置していたわけではないが、どんどん悪化しトンデモナイ事に・・・

2023年2月 春が近づいてきました。嬉しい反面、今年はいつも以上に気温の高低差が激しく、自律神経失調症を患っている方々(特に中高年の女性)には辛い季節になってきました。

アトラスオーソゴナルカイロで身体の機能を整え、体調を整えていきましょう。

前回コロナ禍にパニック障害が悪化し生活に支障をきたした女性の事例を挙げましたが、同時に女性ホルモンにも良い変化をしていたので検証していきます。

48歳女性 2021年12月来院

症状:背中の痛み、左腕全体の痛み痺れ、目のぼやけ、腰痛は小3に体育座りをしていたら出現し、そこから慢性的に腰痛に苦しんでいる。2年前の2019年12月寝ている時にパニック発作出現。当時パソコンを使う仕事を始めたばかりと、子供の成長に悩みがあった。以後、パニック発作がよく起こるようになり、デパス1T/日×2回内服している。2021年6月よりパニック発作が強くなり胃腸の調子も悪くなり1食/日しか食べていない。首痛、視力低下、生理不順、更年期障害、精神不安定、睡眠障害

病歴:腰椎ヘルニア手術2回(23、27歳)

現在受けている治療:婦人科(更年期障害)、心療内科(パニック障害)、バキバキ系の整体(2年前より)

現在内服中:デパス1T/日×2回、ディビゲル(更年期障害によるホルモン剤)、ツムラ(桂枝茯苓丸)

事故の有無:吸引分娩で出生。スノーボードを19歳より2年間していた。激しく転倒したり尻もちはよくあった

生活状況:夫・2人の中学生のお子さん、両親と同居。現在専業主婦

生理の状況:2021年7月、12月初旬

2021年4月9日女性ホルモン検査データー(アトラス施術前)

Drコメント:甲状腺関連のホルモンは問題なし、

FSH  59,4  MIU/ml(正常値 1.1〜18,0、閉経 10,5〜142.8 )、エストラジオール 5L↓pg/ml(正常値 20〜387)

FSHが 高くエストラジオールが低値ということは、脳がホルモンを出せ出せと言っているのに卵巣が反応していない、すなわち更年期症状が起こる。閉経近い。

急に出なくなった人ほど症状が激しく出やすい。(のぼせ、イライラ、動悸、ホットフラッシュetc)

→ これらの症状を抑えるためにディビゲル(ホルモン剤)を塗る。期間未定

 

2022年1月8日(アトラス施術後)

Drコメント:FSH  9.3 MIU/ml(正常値 1.1〜18,0、閉経 10,5〜142.8 )、エストラジオール 78pg/ml(正常値 20〜387)

正常値になりホルモン剤中止となる。

視床下部は自律神経・ホルモンの最高中枢

神経系と同様に内分泌系(ホルモン)も人体を緻密にコントロールしています。

○内分泌系(ホルモン)は身体をコントロールすることで、生体のホメオスタシス(恒常性)*を維持しています。

*ホメオスタシス:体内環境を一定に保ち、人体にとって最適な状態を維持すること

○内分泌系(ホルモン)の行う身体のコントロールは様々ですが、特に生殖・成長・ストレス反応・水や電解質や栄養のバランス維持・細胞の代謝などがあります。

○内分泌系(ホルモン)最高中枢/コントロールセンターは間脳の視床下部です。

視床下部がホルモンの出る量やタイミングを主にコントロールしています。

のち続く

 

 

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