①精神面へのアプローチ:パニック発作!放置していたわけではないが、どんどん悪化しトンデモナイ事に・・・

①精神面へのアプローチ:パニック発作!放置していたわけではないが、どんどん悪化しトンデモナイ事に・・・

2023年1月20日現在

2020年より発生した新型コロナについて、政府内では、オミクロン株が主流となって以降、死亡する人の割合が下がっていることなども踏まえ、早ければ2023年春にも、季節性インフルエンザなどと同じ「5類」へ引き下げる案も出てきて、コロナウィルスと共存していく方向になってきていますね。

しかし長引く自粛生活やマスク着用義務、様々な規制や未知のウィルスへの恐怖から大きなストレスを感じている方がほとんどでしょう。自己免疫疾患や心臓疾患、腎臓病・糖尿病etc持病をお持ちの方は尚更です。特に精神疾患をお持ちの方は、将来に対する予期不安が強く出て心身に強く負担がきていることと察します。

今回は、コロナ禍にパニック障害が悪化し生活に支障をきたした女性の事例を考察していきます。

48歳女性 2021年12月来院

症状:背中の痛み、左腕全体の痛み痺れ、目のぼやけ、腰痛は小3に体育座りをしていたら出現し、そこから慢性的に腰痛に苦しんでいる。2年前の2019年12月寝ている時にパニック発作出現。当時パソコンを使う仕事を始めたばかりと、子供の成長に悩みがあった。以後、パニック発作がよく起こるようになり、デパス1T/日×2回内服している。2021年6月よりパニック発作が強くなり胃腸の調子も悪くなり1食/日しか食べていない。首痛、視力低下、生理不順、更年期障害、精神不安定、睡眠障害

病歴:腰椎ヘルニア手術2回(23、27歳)

現在受けている治療:婦人科(更年期障害)、心療内科(パニック障害)、バキバキ系の整体(2年前より)

現在内服中:デパス1T/日×2回、ディビゲル(更年期障害によるホルモン剤)、ツムラ(桂枝茯苓丸)

事故の有無:吸引分娩で出生。スノーボードを19歳より2年間していた。激しく転倒したり尻もちはよくあった

生活状況:夫・2人の中学生のお子さん、両親と同居。現在専業主婦

本人の意向は、骨格・脊椎(中枢神経・末梢神経)を正しいポジションに整え、パニック発作はもちろんホルモンの安定、処方薬の断薬、ゆくゆくは仕事につき社会との関わりを持っていきたい。専業主婦で学費にお金がかかってくる子供が2人おり自由に使えるお金も限られているため、自宅での養生をしっかりするので最小限の通い方で良くして欲しいとの希望により最初の月は詰めてもらい翌月からは月2回の通院とする。

以下経過

2021年12月24日 1回目パニック発作が起こり不安が止まらなく辛い。どうにか楽にしてほしいと、当院に電話頂き受診となる。手足の冷えある。胃腸が動かない感覚で、食欲もない半年前より1食/日。首の痛み、左腕の痺れ・痛みが辛い。精神状態は落ち着かず、ポールダンスで気持ちを持たせているような状況だった。 施術後は、首の痛みが軽減する。

12月25日 2回目1回目の施術後経過:全身の80%痛みが軽減した。手先の冷え消退。小腸がぐるぐる動き出してきた。食事も問題なく食べれるようになった。(年越しが安心して過ごせるように連日いらしていただく)

2022年1月6日 3回目2回目の経過:首痛消退、生理が来る。

アトラス治療を1月・3回、2月より2回/月 大きなパニック発作は、アトラス治療をしてからはなくなる。治療後の骨格維持が出来なくなると、痛みや痺れ・不安感が増してくる。その時には、電話で症状・不安を伝えてもらい、必要なら治療に来ていただく事により改善していった。2021年4月9日血液検査・エストラジオール5以下pg/ml(正常値20~357pg/ml)でホルモン剤を処方されていたが、2022年1月8日には、78pg/mlと上昇。ホルモン剤中止となる。

2022年6月10日14回目 痛みや痺れはほとんど出なくなる。3食/日食欲あり・睡眠良好と生活習慣が安定するにつれ精神状態も安定してくる。施術後6ヶ月位してくると頭と首の位置関係も安定してきたことにより、不定愁訴もなくなり家族関係もさらに良くなってきたよう。

7月より1回/月痛み痺れなし、手の握力がまだ戻らない感じのみ

8月には、身体の状態も良くなりデパス0,25g/日減量。

10月には心身良好になったためデパス中止。

11月には、クリニックの事務として就職。忙しく、パソコン操作あったり、頭や気を遣うため最初はぐったりしていたが、休まず現在も続けられている。

レントゲン画像からの気づき

※西洋医学でのレントゲン分析では異常がなくとも、カイロプラクティックにおいては骨の角度、位置、バランスの全体像からのアプローチをしていきます。

側面像

アトラスの角度:まぁ良好 15,5°(正常14°)

頚椎の配列:正常(緑の線)に対して後弯している(頚椎ラインの変性:ステージⅣ相当)

椎間板:頚椎第5・6のクッションが狭くなっている、経年劣化をしており神経圧迫をしていると思われる部位がある

正面開口像

頭が脊椎の中心にのっていない。→緑線(眉間の中心)と赤線 A(頚椎中心) が一致していない

頭蓋の回旋がある→左右の頭蓋の端より眼球の距離 CDに差異がある

頚椎が傾いている→赤線B(頚椎の棘突起)が赤線 A(頚椎中心)より3.5°左に傾斜している

緑線が、頭蓋の中心線であり、第2頚椎(アクシス)の歯突起と頚椎の棘突起がこの線上に位置していると良好な状態である

評価上記、側面・正面開口像が、一般的なクリニック・病院で撮影できるレントゲン像である。

頭が中心にのっていない、回旋しているetcより、

①神経伝達が脳ー中枢神経ー末梢神経の神経伝達が上手く行き渡っていない。

②心臓から脳への血流が十分に行き渡っていない。

③脳から脊椎を回ってる脳脊髄液の循環の滞りがある。

④手足先まで全身への血流が十分に行き渡らない。

上記のことが予測される。第一頚椎(アトラス)を整合させることにより、体の歪み、神経伝達・血流・脳脊髄液の循環を上手く回せるようになる事を目指す。

側面像アトラスの角度を考慮した正面像

※第2頚椎(アクシス)の歯突起中心より縦線と第1頚椎(アトラス)の横突起下端低い側より横線の延長、緑の縦横交差線を基軸とする

頭蓋と頚椎の位置関係が一致していない→ 頭蓋の中心赤線 a緑線より左へ数ミリづれており、頚椎は赤線 b緑線より右へ1.5°づれている

第1頚椎(アトラス)が右側が左に比べ上にづれがある→ アトラス横突起左下端と右下端を結んだ赤線 cが右緑線より5mm上にづれがある

頭頂部より撮影したアトラスの全体像

赤線の骨の形の物が第1頚椎(アトラス):第1頚椎(アトラス)の横突起が、第2頚椎(アクシス)の歯突起に対し右側後方に回旋している。

 

 

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